10月2日、3日の2日間、釧路へ行ってきました
今回お声がけくださったのは、NPO法人学習支援ルーピスさん
実は今回、2日間で3つの講座をさせていただきました
10月2日14時からは、
お母さん6名への性教育ミニ講座
可愛いベビちゃん2名もご参加でした♪

偶然にも翌日が学校のバザー当日ということで、
夜の部に参加できないという声をたくさん受けて
釧路の命のフォトグラファー・柴田真希さんが
急きょお昼の部を企画してくれました。
ありがとうございます♪

その日の夜19時からは、
『別に』『普通』『知らない』しか返ってこない!思春期の子どもと、どう接する?
~「困ったときに相談できる親子」をつくるコミュニケーション~
そして翌日は、オープンキャンパスに来てくれた中高生へ、
「10代の頃に知りたかった!」
~全国の先輩たちに聞いた、学校で教えてほしかったこと~
をテーマに、思春期を経験してきた〝先輩たち〟の声を届けました。
……なかなかハードな2日間(笑)
でも、帰ってきてからもずっと、心に残っている場面があります。
「私たち、頑張ったよね」
思春期の親子コミュニケーション講座では、ただ私の話を聞いてもらうだけではなく、参加者同士で体感する時間をたくさんつくりました。
みんなでシェアする場面や、
特別ゲスト・ひとり芝居役者の長谷川恒希くんに
「15歳の男子に戻って、もらった言葉を受けて素直に反応してみて!」
と要するに完全なるアドリブで(笑)演じてもらいました
これがまた最高で・・・
子どもが思春期真っ只中の方もいれば、もうその時期を乗り越えた方もいます。
話しているうちに、思春期を過ぎたお子さんを持つお母さんたちが、
「うちの息子かと思った」「あのとき私たち、頑張ったよね」
と涙を流し始めました。
そして、今まさに反抗期の子どもとの関係に悩んでいるお母さんには、
「大丈夫。必ず過ぎ去るから!」
と声をかけている。
その姿を見ていたら……
私も一緒に泣いてしまいました(笑)
でも、そのとき改めて思ったんです。
親だって、感情のある一人の人間なんだよな。
当たり前なんだけど。
私自身、子どもの頃はそんなこと、あまり考えられていなかった気がします。

釧路:10/9 (金) 19:00
10/10(土)11:00/15:00
札幌:11/14(土) 17:00
11/15(日)11:00/15:00
恒希くん、ありがとう!!
「親なんだから、わかってよ」と思っていた
思春期って、自分のことすらよくわからない。
自信がなかったり、理由もわからずイライラしたり。
部活や友達とうまくいかなかったり。
自分が何をしたいのかもわからないのに、「進路を考えなさい」と言われたり。
私自身もそうでした。
そんなとき、感情をぶつけられる相手って、結局、一番近くにいる親だったりする。
「親なんだから」
「大人なんだから」
「これくらいわかってよ」
きっと、そんなふうに思っていました。
親がその言葉をどう受け取るのか
親自身もどんな一日を過ごして、何に悩んでいるのか
そんなところまで考える余裕なんてありませんでした。
でも今、大人になって。
そして、たくさんのお母さんたちの話を聞くようになって
思います。
親だって、完璧じゃない。
迷うし、傷つく。
自分の子育てが合っているのかわからなくなることもある。
親自身だって、誰かに支えてほしいときがある
「大丈夫だよ」
「頑張ってるよ」
「あなたも十分やってきたよ」
そんな言葉が必要なのは、子どもだけじゃないんですよね。

家族以外に「相談できる人」がいるということ
講座のあと、参加者の方からこんな言葉をいただきました。
「家族以外の相談先、第三者で相談できる人って大事ですよね」
そして、
「こういうふうに相談していいんだ、って子どもの頃に知りたかった」
「自分が子どものときにも、こういうことを教えてもらいたかった」
そんな声もありました。
親子の関係がどれだけ良くても、親には言えないことがあります。
逆に親だって、子どもには言えないことがある。
だから私は、「何でも親に話せる親子」を目指さなくてもいいと思っています。
それよりも、
困ったとき、この人になら話せる。
親でもいい
先生でもいい
友達でもいい
学校以外で出会った安心できる大人でもいい
そんな人が一人でもいること。
そして、
「誰かに相談していいんだ」と知っていること。
それ自体が、自分の命を守る「おまもり」の一つになるんじゃないかなと思っています。

翌日。今度は「15歳」へ
そして翌日は、ルーピス学園のオープンキャンパス。
中高生に向けて、
「10代の頃に知りたかった!」
をテーマにお話ししました。
実はこの講演、直前まで少し迷っていました。
理事長の山本先生からは、
「すごく大事なことじゃないですか!
でも学校ではなかなか聞けない
堂福さんしか伝えられないこと。
聞いた子どもが、
何かあったときに思い出してくれたり
相談してみよう!と思えたら良いなって思って
ぜひお願いしたかったんです!」
とご依頼いただいていました。
でも、、
学校に行けていなかったり、人とうまく話すことが難しかったり。
いろいろな背景を持つ子に、
オープンキャンパスで初めての場所、初めての人たち。
このタイミングで重くないだろうか。
もっとキャリア教育のような内容のほうがいいのでは・・
でも意を決して、山本理事長とも何度も話し合い、そして当日。
来てくれた中高生は……
1人でした(笑)
対して大人が8人(笑)
でも結果的には、私はこの形でよかったなと思っています。
その子一人に向かって、
「あなたはこうしたほうがいいよ」
「あなたにはこれが必要だよ」
と話すのではなく、
「たくさんの思春期を過ごしてきた先輩たちはね」
という形でみんなの体験も含めて話すことができたから。
今は必要なくても、いつか思い出してくれたら
性のこと
人間関係のこと
自分の身体のこと
SNSのこと
恋愛のこと
勉強のこと
15歳くらいだと、大人に聞いてみたいことがあっても、恥ずかしくて聞けないこともあると思います。
だから、その場で何か答えを出さなくてもいい。
「今の自分には関係ないな」
でもいい。
いつか自分に必要な場面が来たとき。
あるいは、友達が困っているとき。
「そういえば、前にこんな話を聞いたな」
と思い出してくれたら、それでいい。
そしてこの日は、そこにいた大人たちにも、自分が15歳だった頃を思い出してもらいました。
15歳の頃、何に悩んでいた?
どんな進路を考えていた?
あの頃思い描いていた人生と、今は同じ?
話してみると、
「あの頃はこんなことで悩んでたな」
「こんな仕事をすると思ってなかった」
いろんな人生があります。
だから、今15歳の子にも伝えられる。
今がすべてじゃないよ。
今、学校に行っていなくても。
友達とうまくいかなくても。
進路が決まっていなくても。
自分が何者なのかわからなくても。
大人になった私たちだって、15歳のときには、今の自分なんて想像できていなかった。
特に私は、起業なんて1ミリも、いや0.1ミリも考えていませんでした(笑)
子どもの頃に知りたかったことを、今の子どもたちへ
今回の釧路で、私は不思議な感覚になりました。
前日の夜には、お母さんたちが自分の子育てを振り返って、
「私たち、頑張ったよね・・」
と涙を流している。
翌日は、大人たちが15歳だった自分を振り返りながら、今15歳を生きている子に言葉を渡している。
私自身にも、
「あの頃、こんなことを知っていたらよかったな」
「こんな大人がいてくれたらよかったな」
と思うことがあります。
でも、過去は変えられない。
その代わり、
私たちが子どもの頃に知りたかったことを、今の子どもたちに渡すことはできる。
そして不思議なことに。
それを次の世代へ渡していると、あの頃の自分にも、
「大丈夫だよ」
と言ってあげられるような気がするのです。
これも「命のおまもり」なのかもしれない
性教育というと、身体や性についての「知識を教えること」と思われることがあります。
もちろん、正しい知識は大切です。
でも、私が届けたいものは、それだけではないのです。
あなたは大切な存在だよ。
困ったら誰かを頼っていいよ。
今がすべてじゃないよ。
そして大人にも、
大人だって、一人で抱えなくていい。
あのときのあなたも、頑張ってたよね。
そんなことを伝えていきたい。
子どもを支える大人も、誰かに支えられていい。
そして、私たち大人がもらえなかったもの、知りたかったことを、次の世代へ少しずつ手渡していく。
それがいつか、その子が困ったときに思い出せる、
「命のおまもり」
になったらいいなと思っています。
釧路で出会ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
そして今回お声がけくださった、NPO法人学習支援ルーピスの皆さん。
周りの大切な方へお声かけくださった皆さん、釧路市倫理法人会のみなさん。
素敵な2日間をありがとうございました!
